(アイキャッチ写真:筆者撮影)
【ざっくり言うと・・・】
■ジブリ作品「魔女の宅急便」のモデル地を実際にこの目で見たい!
■ストックホルムの旧市街「ガムラ・スタン」は海の見える美しい街
■ゴットランド島のヴィスビーはオレンジの屋根が特徴の温かい町
宮崎駿監督のアニメ作品は何年たっても色あせることがありません。子どものころにみた感覚から大人になってから見たときの感覚が違うように感じられる不思議な魅力があります。ジブリ作品にはジブリが公表している多くのモデル地が存在します。今回は「魔女の宅急便」。
昔、デッキブラシで空を飛ぶふりをした人もいるのではないでしょうか。そのモデル地となったスウェーデン、首都ストックホルムのガムラ・スタンと、少し離れたゴットランド島のヴィスビーに焦点を絞って行ってみませんか。
【1.日本からストックホルムへのアクセス】
日本からのアクセスは、ポーランド航空による乗り継ぎ便が比較的安価で便利です。エティハド航空なども利用するとよいでしょう。
日本⇔ストックホルム間はおよそ乗り継ぎの待機時間を含め、20時間です。
【2.主人公キキがこの町に住むと決めた場所のモデル地 ストックホルムの旧市街ガムラ・スタン】
(写真:筆者撮影)
ストックホルムのアーランダ空港から市内直行バスが出ていますので、大変便利です。ターミナルで購入可能、今現在は片道99スウェーデンクローナ(SEK)およそ1300円です。直行バスなので1時間ほどで中心地まで向かいます。または空港から電車・地下鉄をン乗り継ぎ、ガムラ・スタン(Gamlastan)駅まで向かうことができます。
ガムラ・スタンは旧市街という意味です。一つの島のようになっており、特徴は石畳がしきつめられた空間です。海に向かって歩いていくと、遊覧船が見えてきます。これは、モデル地めぐりに焦点を絞って旅をしている人にとっては大変お勧めです。
船に乗って海側からのガムラ・スタンの景色は、キキが住むと決めた町の外観そのままを感じることができます。まるで空を飛んでいるかのような気分になれます。
ガムラ・スタンの街並みは、石畳の連続。キキがとぼとぼと歩いていた街には、おしゃれな店が立ち並んでいたように、このガムラ・スタンの雑貨屋さんのおしゃれさには、何度も足がとまってしまうことでしょう。
(写真:筆者撮影)
【3.キキが住み込みで働きだすパン屋さん周辺のオレンジ屋根の景色はゴットランド島へ】
(写真:筆者撮影)
ゴットランド島はストックホルム南東方向にある島です。船で向かう人が多いですが、時間も早朝出発で3時間半ほどかかります。一泊以上するのであれば、ゆったりとした旅もよいでしょう。フェリーチケットは予約購入も、もちろん現地購入も可能です。
【予約サイト】http://www.destinationgotland.se/en/ferry/
飛行機で向かう場合は、アーランダ空港からですと、スカンジナビア航空を利用し、ブロンマ空港からですと、マルモアビエーション航空を利用します。とても小さな飛行機で、たった40分ほどでヴィスビー空港へ到着します。
このヴィスビーの景色が、まさにモデル地。ヴィスビーは世界遺産にもなっており、石畳や城壁の跡地が残っています。
ヴィスビーに広がる、オレンジの屋根の景色は、まさにキキが住み込みで働きだすパン屋さんの周辺景色そのままで、城壁沿いにあるくと高台からオレンジの屋根が一望できます。
【4.ガムラ・スタンやヴィスビーは、キキのようにとにかく歩いてみよう。】
(写真:筆者撮影)
ガムラ・スタン、ヴィスビーは、とにかく「歩いてみるべき街」の一つです。歩ける距離であるということも一つですが、店がそれぞれの個性をだし、雑貨もおしゃれで、食べ物、飲み物、食器もあらゆるものが置かれています。ゆっくり石畳を歩きながら掘り出し物を見つけたり、ふと咲く花を眺めたり、キキのようにウィンドウショッピングを楽しみながら、サウンドトラックを聞きながら歩いてみましょう。きっと魔女の宅急便のスクリーンの中に入っていけることでしょう。
ヴィスビーだけでなく、ゴッドランド島全体をめぐってみたい方は、ぜひレンタカーでドライブをしましょう。AVISやEUROPE CARなど、主流のレンタカー受け付けは空港にあります。事前にインターネットで予約、クレジットカードで支払いまで済ませておくと便利です。日本の免許証、国際免許証、支払ったクレジットカードを忘れないようにしましょう。島なので、車も少なく、海外のレンタカー初心者にはお勧めの道です。走るたびに道路沿いに「antik」という看板が何個もあり、見るたびに車を降りて歩いて立ち寄り、現地の方とお話しをして雑貨を買う。そういったことも楽しむことができます。
【5.まとめ】
スウェーデン、ストックホルムには、まだまだ多くの観光スポットは多く存在します。今回は、「ジブリ作品、魔女の宅急便の景色」に焦点を絞った場合のスポットをご紹介しました。一つの目的に焦点をしぼると、他の人からすると上の写真ののような何気ない景色の一つが、「あ、この鉄の取っ手はキキが歩いたあのシーンの景色に似ている!」と自分だけの発見ができることがこの旅の魅力。そんな場所がたくさん詰まった「魔女の宅急便」の旅。さあ、自分の足で飛び出して、子ども心に還ってみませんか。