


【ざっくり言うと・・・】
■知らないと危ない!街歩きで気を付けたい歩行者向け交通ルール
■守らないと罰金!自転車の走れる場所は専用道か車道
■10分でも駐輪時は必ず施錠しよう!
車と違って、歩いて旅をする時に、あまり交通ルールのことを気にする人はいないかもしれません。でも、日本の常識は海外では通用しません。今回は、ヨーロッパを歩く時、または自転車を使って旅をするときにどんなことに気をつけたらいいのかをご紹介します。
車が優先だからなのか、それとも計算されてないだけか、ヨーロッパでは大通りなどが1回の信号で渡り切れないことがあります。そういった場合は、横断歩道中央にある小さな退避場所で待つのですが、とても狭いので待つ人が多いと道路ぎりぎりで危ないのです。スーツケースを引っ張っていたり、ベビーカーを押したりしている場合は、できるだけ信号が変わると同時に渡りはじめるようにして退避場所を使わずにすむようにしましょう。
ヨーロッパではたとえチェーンをかけていても自転車が盗まれることも。その数は自転車の数ほど多い、とさえ言われています。細いチェーンだと簡単に切られて盗まれるので、できるだけ太いタイプのチェーンやがっちり止めるタイプの鍵で、駐輪用の専用ポールもしくは電柱などに固定しましょう。最近では暗証コードを入れるタイプのレンタサイクルが多くなってきています。大きなチェーンをわざわざ購入するのが面倒な方は、そういったものを利用するのも一案です。
ヨーロッパでは、自転車専用道路は道路の一部な場合と、歩道の一部な場合があります。その際は、色が分けてあったりするのですが、うっかり気づかずに歩いてしまう旅行者は多いもの。スピードを出して後ろから走ってくる自転車と衝突したりしないよう、気を付けて歩きましょう。
すべての国のすべての公共交通機関がそうなわけではありませんが、同じ国でも自転車を持ち込める切符は通常よりも価格が高い設定になっている場合もあります。気づかず普通料金で持ち込み乗車していた場合、罰金となるので注意が必要です。乗車前に、必ず確認しましょう。
また、バスや地下鉄をはじめ電車でも、多くの場合自転車の置ける場所が限られています。他の乗客の邪魔にならないよう、もしもその場所に立っている人がいたら、場所を譲ってもらえるよう頼みましょう。
自転車に乗るとき、日本と同じ感覚で、ついうっかり歩道を走ってしまいがちですが、ヨーロッパでは歩道の広さに関わらず罰金です。自転車専用道路か車道を走りましょう。もちろんいずれも、車と一緒で右側通行です。
写真を撮ることに気を取られたり、行き先や名所に気を取られたり、旅行中はついつい注意が散漫になりがち。慣れていないとなおさらです。出発前に少しでも現地の状況を知っておいて、事故や盗難を避け、安全に楽しい旅行ができるといいですね。