


一人旅名所、台湾。女が一人台湾に旅立つ理由。

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【ざっくり言うと・・・】
■イタリアでは結構目立つ若い女性だけの旅行!だからこそ気を付けたいこと
■レストラン、教会、買い物のマナーの心得
■治安対策チェック、男性に執拗に声をかけられたら
イタリア旅行と言えばグルメ、芸術、そしてショッピングが目玉ですね。本場のパスタとピッツァ、ワイン、バールでカップッチーノ、夢のようなジェラートを頬張りながらウィンドウショッピング。そして名画の数々と古代ローマ時代の遺跡を歩き…。もう目が回りそうなほど盛りだくさんのイタリア旅行に、今から心が弾むことでしょう。
でもそこは外国のイタリア。美味しく、楽しく、心が解放されているときこそ、思わぬハプニングがあるかもしれません。女性だけのイタリア旅行で気を付けるべきこと、それは治安の問題だけではなく、様々なマナーについても言えるでしょう。旅行前にしっかり頭に入れ、楽しい思い出を作ってきてくださいね。
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日本では女性だけの海外旅行は珍しくありませんが、イタリアでは10代~20代の若い女性だけで海外旅行へ、それも大陸を超える大旅行をすることは、あまり一般的ではありません。大規模な海外旅行は費用がかかりますし、全く未知の大陸へ行かせるのは心配、というのが親の一般的な考えだからでしょう。このような価値観の社会ですから、若い東洋人女性だけの旅行は意外と目立って見えてしまうのです。
さらに日本人は西洋人に比べてずっと若く見られがちですから、20代でも高校生くらいに見間違えられ、レストランやホテル、乗り物などで、なぜ子供が?!と思われてしまうようです。若い女性だけの海外旅行は、いろいろな意味で注目されがちということを覚えておいてください。
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イタリアでは若い女性だけでレストランに行く習慣はほとんどありません。レストランは家族や親せきの祝い事、ビジネス、大人の食事会などで行くのが一般的です。地元の伝統的な味を上質なワインとともにゆっくり堪能する場所なので、周りのお客さんと一緒に食事を楽しめるよう、イタリア的なマナーもきちんと踏まえたいものですね。
・注文の仕方 ―基本は一人一皿―
イタリア料理のフルコースは、前菜、プリモ(パスタ、リゾット、スープ)、セコンド(メインの肉か魚)、コントルニ(サラダや付け合わせ野菜)、食後酒、デザート、カッフェという順序で注文します。これを2時間くらいかけてゆっくり楽しみます。
こんなに食べられない!という場合は、前菜とプリモは省略して、メインの肉か魚と野菜だけでも大丈夫です。ただ、夕食でパスタだけ注文するのは避けましょう。パスタの他にメインを1品頼み、メインを友達と取り分けるようにするとスマートです。イタリアでは基本的に一人一皿。料理をシェアすることはあまりしないのです。
またワインは手頃なハウスワイン(vino della casa)もあります。1/4(un quarto、250ml)、1/2(mezzo litro, 500ml)リットルでも頼めるので、少しだけ飲みたい時にいいですよ。
・服装はこぎれいに
レストランは大人の社交場の意味合いが強いので、ラフすぎない服を着ていきましょう。ジーンズだからダメという訳ではなく、ジャケットやアンサンブルのセーターを着るなど、きれいカジュアルにまとめましょう。スカーフを上手に使うのも一つの方法です。
・帰りは気を付けて
レストランの開店時間は20時以降。食事を楽しんでいるとあっという間に22時になってしまいます。ホテルから遠い場合はレストランの人にタクシーを呼んでもらいましょう。徒歩の場合は、明るく人通りの多い道を選び、寄り道せずにホテルに戻りましょう。決して単独行動をしたり、知らない人の車で送ってもらうことはしないでくださいね。
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・肌を出さない
教会では肌の露出はタブーです。夏場はタンクトップに短パン、ノースリーブなどでは入れませんので注意してください。ローマのヴァチカン大聖堂では、スーツ姿の係員が服装チェックをしていることもあります。せっかく行ったのに入れなかった!ということがないように、カーディガンやスカーフを常備していると便利ですよ。
・カメラ
また教会は祈りの場ですから、カメラのフラッシュは禁止です。ミサの間も歩き回ったり、写真を撮ることは控えましょう。
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・お店に入る時は必ずあいさつ
イタリアではブオンジョルノ(こんにちは)、ブオーナセーラ(こんばんは)と、必ずあいさつをしてお店に入ります。無言で入ると怪しまれますので、気を付けましょう。お店から出る時も、アリヴェデルチ(さようなら)とあいさつします。イタリアはコミュニケーション第一の国なんです。
・商品にすぐ触らない
イタリアでは商品を勝手に触らないのがマナーです。手に取ったり、試着したりしたい時は、店員さんに一言 Posso? いいですか?と聞いてからにしましょう。
お店に入る時にまずあいさつ、入ってからは店員さんから意見を聞きながら商品を選ぶのがイタリア的な買い物方法です。イタリア語ができなくても片言の英語やジェスチャーでも大丈夫ですから、探しているサイズや色、デザインがあれば伝えてみましょう。思わぬ掘り出し物があるかもしれませんよ。
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女性だけの旅行だからこそ、常識的な行動が不可欠です。万が一何かあったら、イタリア人は必ず助けてくれます。Aiuto! (アイウート!)助けて!と大きな声で叫びましょう。周囲の人に助けてもらうためにも、明るい時間に行動するようにしてくださいね。
そして街を歩くときは、特に次のような点に気を付けて、危険を自ら察知できるようにしましょう。
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チャオ、ベッラ(かわいい子)!どこから来たの?とさり気なく話しかけてきて、今晩一緒に食事しようよ、車で町を案内するよ、と肩に手を回したり、髪をなでたり、手をにぎったり、執拗に声をかけて来る男性は非常に危険です。相手の目を見てはっきりとNo, grazie! いいえ結構です!と言いましょう。それでもしつこく言い寄ってきたら、日本語でガツンと言いましょう。
あんた、ウザったいのよ!
日本人女性は大人しいイメージがあり、声をかけられやすいと聞きます。日本語でいいので、バシッと意思表示してくださいね。どうしても付きまとってくる場合は、パトロール中の警察Poliziaの所に駆け寄る、近くのお店に入って店員さんに助けを求める、など具体的な行動に移しましょう。
以上、若い女性だけのイタリア旅行で気を付けたいポイントをまとめてみました。日本とは違ったイタリア的常識がいくつかありますが、基本は人対人。周りの人を良く見て、同じように振る舞えば大丈夫です。それではBuon viaggio! 良いご旅行を!